2013年3月31日日曜日

三月の終わりに

『ありがとう』をたくさん伝えた 三月。


もらったものは、沢山あるのに、その場所に、自分が残せたものは、果たして あるのだろうか…と 思い返した 三月。


毎日が大切だった 三月。



いつも、元気良く ちょっぴり強がりな少年が、まっすぐな目をして 必死に涙をこらえていた。

『ずっと黙っていて、ごめんね』

そう思うと、胸の奥が チクチクした。


その後、少年は そっと側に来てくれて ポロポロ泣いてしまった。


とっさに ギュッと 抱きしめて とうとう私も涙が止まらなくなった。


『ありがとう』


ずっとずっと 忘れない。
忘れられても 忘れないよ。