長女作 かぼちゃとクリームチーズのマフィン。
帰郷すると、いつも 手づくりお菓子をお土産に持ってきてくれる。
毎度、密かな楽しみ（＾＾）
小さい時から 親の言う事を素直に聞いて、家族の為に一生懸命働いてきた長女。
「長女だから」 という言葉を背負って、妹が困っていると 「大丈夫？」 と心配してくれる。
そんな姿は 今も変わらない。
大声で怒鳴ったり、感情的になって誰かを責めたりすることが無く、どこか控えめで、悩みがあっても我慢をして、一人でシクシク泣いている。
そんな長女が、大人になってから 大きな夢を持つ。
「やりたいことがある。 今の仕事を辞めて 学校に通いたい」
まっすぐな思い。
当初、両親は姉の決意に戸惑っていた。
父は心配で反対した。
そんな親の姿と、姉の姿を見て、私は言った。
「今まで家族の為に一生懸命頑張ってきてくれた お姉ちゃんを、今度は私たちが応援する番なんだよ」 と。
それからは、家族の悩みを家族皆で話し合うようになっていった。
あれから一体何年経っただろう。
いつの間にか 長女の夢は、家族皆の夢になっていた。
いろんなご縁があり、やっと長女の夢が叶いそうな予感。
小さな芽が、顔を出してくれた。
母は、喜び
「本当に良かったね。 嬉しくてお母さん涙が出そうだよ・・・。」 と、つぶやいた。
「泣けばいいじゃん」 私がそう言うと
母は、静かに泣いていた。
まだまだ これからやるべき事は沢山ある。
目に見えない大きな壁だっていくつもあるだろう。
そんな時こそ、一人じゃないことを、忘れないでほしい。
そして、なによりも健康に気を付けて 感謝の気持ちを笑顔で伝えてほしいと、妹ながらに思います。
お姉ちゃんへ
あの後 お母さんね 「長生きしていて本当に良かったぁ」 って、言ってたよ。
お父さんも 楽しそうだったよ。 来年は畑でいっぱい野菜育ててもらおうね！
親孝行してくれて ありがとうね。
大切な事を上手く言葉に出来なくて、我慢していっぱい泣いたもんね。
これから もっともっと色んな事があると思うけど、私はいつも背中を見てるからね～！！